国際観光施設協会、旅館ホテルに入会呼びかけ
国際観光施設協会(198会員、中山庚一郎会長=石井建築事務所)はこのほど、東京・目白の椿山荘で2012年度総会を開いた。
中山会長は、協会が4月に公益社団法人に移行を完了したことを報告しながら「これまでの活動を国に認められたということ。公益社団法人として広く国や社会の幸せを目的にした事業に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
また「いい事業も広がらなければ社会的な意義を持たない」として、協会が取り組んでいる施設に関するエコデザインやエコ技術、安心・安全設計の普及を一層積極的に進める考えを示した。
協会では旅館ホテルの省エネ促進の相談業務「エコ達人村」や、外国人宿泊者に配慮した避難誘導のための統一ピクトグラムの作成にも取り組んでいる。
こうした事業の普及活動の一環で、総会では賛助会員の年会費を従来の6万円から1万2千円に大幅に引き下げた。現在、同協会のマネジメント会に入会している旅館ホテル60軒にも賛助会員への移行を促すほか、自治体や新たな旅館ホテルの入会を呼びかけることにしている。
情報提供:トラベルニュース社