トルコ、チャタルホユックの新石器時代遺跡が世界文化遺産に

  • 2012年7月22日

 トルコ政府観光局によると、ロシアのサンクトペテルブルクで開催された第36回世界遺産委員会が、トルコの「チャタルホユックの新石器時代遺跡」を世界遺産(文化遺産)として認定した。2011年6月に登録されたセリミイェ・モスクと複合施設などと合わせ、トルコ国内の世界遺産は11件となる。

 チャタルホユックの新石器時代遺跡は、紀元前8000年にトルコの中央アナトリアで栄えた新石器時代の集落跡で、世界で最も古い集落の一つに数えられるという。遺跡は現在も発掘中で、アンカラのアナトリア文明博物館では、復元された神殿とともに現地から出土した女神像や新石器時代のフレスコ画が展示されている。