キャセイ、A350-1000型機発注へ、合計26機導入計画
キャセイパシフィック航空(CX)は、8月8日開催予定の取締会での承認を条件に、すでに発注済みのエアバスA350-900型機のうち16機をエアバスA350-1000型機に変更し、さらにオプションを行使して10機のA350-1000型機を追加発注することについて、エアバスと合意する方向だ。A350-1000型機はA350-900型機よりも大型で、追加発注10機分の公示価格は約255億6500万香港ドル(約2615億円)、また発注機材の変更によって生じる差額は約84億5700万香港ドル(約865億円)となる。
今回の変更および追加発注を合意すると、CXは22機のA350-900型機と26機のA350-1000型機を発注することとなる。CX最高経営責任者のジョン・スローサー氏はこうした意向について、「CXのさらなる発展に向けた戦略の上でも重要なもの」であるとし、最大離陸重量と航続距離が向上することで「より多くの都市と香港を直行便で結ぶことが可能になる」としている。
なお、CXでは2020年までに合計100機の機材を受領する予定で、これらの新機材導入に約2180億香港ドル(約2兆2300億円)を投じる計画だ。