全日空とルフトハンザ、共同事業拡大へ-LXとOS追加、ATI申請
全日空(NH)は7月10日、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)と実施する日本/欧州間のジョイントベンチャー(JV)事業にLHグループのスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)とオーストリア航空(OS)を追加するため、ATI(独占禁止法適用除外)を国土交通省に申請した。ATIの認可を受け次第、2013年春をめどに4社共同運賃の設定や共同販売に向けて準備を進めていく考えだ。
NHによると、欧州でのJV拡大により、ユナイテッド航空(UA)との太平洋でのJVと合わせて、国際線ネットワークを2013年度末時点で11年比22%増へと拡大したい考え。さらに、利用者の利便性向上と競争力の強化もはかる。
NHはLHと2011年10月から一部運賃を対象にJV事業を開始しており、今年4月からは運賃ラインナップの充実をはかり、提携を深めてきた。現在NHとLHのJV対象路線は日欧間が7路線126便、欧州域内が208路線7302便で、欧州域内の就航地点は102地点。LXとOSが加わることで、日欧間が9路線154便、欧州域内路線が320路線10417便、欧州域内の就航地点は128地点に拡大するという。
※訂正案内(2012年7月11日 10時35分)
一部のツーレターの表記が誤っておりました。
訂正し、お詫び申し上げます。(編集部)