ウルグアイ、「プルーナ航空」経営破たんに伴う影響
南米 ウルグアイ政府が株式の25%を保有する「プルーナ航空」(PU)が、経営破綻いたしました。
プルーナ航空は、ウルグアイ国内とアルゼンチン、ブラジル、チリ、パラグアイを結ぶ便を運航しておりましたが、隣国のブラジルやアルゼンチンの航空会社との価格競争などが影響し、資金不足のため現地 2012年7月06日から全便が運航を停止いたしました。
現在、同社のチケットを持つ利用者らが各地で足止めされる事態が続いており、その数はウルグアイやアルゼンチンなど5ヵ国計 8万人に影響が生じているとみられています。
こうした中、路線によっては「LAN航空」(LA)や「TAM航空」(JJ)、ウルグアイの「BQB航空」(5Q)、アルゼンチンの「ソル航空」(8R)や「アルゼンチン航空」(AR)が増便などの体制を取り、代替輸送を受け入れ始めています。(アルゼンチン航空による、プルーナ航空の代替輸送は当面、7月09日まで)
ご利用予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
なお今後、プルーナ航空は30日間の競売期間を設け、国内外からの入札を受けつける競売の手続きが採られる模様です。(同航空の総資産は1億5千万ドルと試算されています。)