福岡型サスティナブルツーリズム
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モロッコ、2012年の「ラマダン」(断食月)期間について

  • 2012年7月6日

 モロッコの「ラマダン」(断食月)期間が、以下の通りほぼ決定いたしましたのでご案内いたします。

■ モロッコのラマダン(断食月) 期間: 2012年7月21日~8月20日前後
※上記期間は基本的なものであり、若干期間にズレが生ずる可能性がありますので、注意が必要です。

*一般観光地の開館時間: 09:00~16:30
※ハッサンモスク --- 午前のみオープン、金曜はクローズ。(但し、スケジュールは流動的です)
*ラマダン時期の注意事項
 日中、派手な服装や街頭での飲食は慎むのがよいでしょう。喫煙も同様です。

 ラマダン中は、日本とイスラム教の文化や習慣の違いが、身近に感じられる時期でもあります。

 この時期にご旅行される方は、このイスラム教徒の神聖なる断食月「ラマダン」の事情を理解し、尊重した上でお楽しみください

【モロッコのラマダンについて】
イスラム教徒にとって重要な修行の一つであるこのラマダン期間中、モロッコ全体で生活の様子ががらりと変わります。

 まず日の出直前から日没直後まで、人々は一切飲食をしいたません。そのため日中、街中のカフェやスナック、食べ物を販売しているお店はクローズいたします。(但し観光客が利用するレストラン等は、ラマダン期間中の日中も営業しておりますので、ご安心下さい。)
日中の町は多くのお店がクローズしていることから、いつもより活気がありません。また多くの商店が10:00にオープンするなど、開店時間が通常より遅くなります。

 官庁や一般企業も15:00~15:30頃に終了し、その後家路を急ぐ人々で町は混雑(交通渋滞が発生)いたします。

 日没前は、ほとんどの人が自宅で断食明けの最初の食事を待っていることから、町はシーンと静まり返り、まるでゴーストタウンのようになります。

 一日の断食が解けた日没後、人々は食事を済ませ、19:00頃になると町に繰り出し始め、町は活気を取り戻します。その後、21:00~22:00頃に夕食をとります。町では深夜過ぎまでカフェが営業し、賑わいます。

 家庭によっては日の出前に軽い朝食をとった後、朝 07:00頃まで再び寝る場合もあります。

 この時期に観光をする場合、日没前後は何も物事が運ばないと頭に入れておくのがよいでしょう。移動中の場合は、運転手も他の乗客も日没に合わせて食事をします。

 夜遅くまで町は賑わいますので、夜の町にちょっと繰り出すのも日中との違いが味わえ面白いと思いますし、ラマダン中に特別に食されるスープ、お菓子を食べるのも貴重な経験になるでしょう。


情報提供:株式会社ヴィンテージツアーズ日本海外ツアーオペレーター協会