ラン航空とTAM航空が合併-ブランドは継続、FFP統合
チリのラン航空(LA)とブラジルのTAM航空(JJ)はこのほど合併し、LATAMエアライン・グループを設立した。これにより、グループ合計で世界22ヶ国、150都市に就航することになる。合併後も両航空会社は既存ブランドのもとで独立して運営を継続。従来通り、LAはチリのサンディアゴ、TAMはブラジルのサンパウロに本社を起き、展開していく。
統合により、両航空会社間でのフライトの接続利便性の向上や、乗り継ぎ時間の短縮などで段階的に統合を進めていく方針だ。フリークエント・フライヤー・プログラム(FFP)では6月27日から、LAの「ランパス」とJJの「フィデリダーデ」双方で、LAとJJの搭乗でマイルを獲得し、特典と交換できるようになる。また、FFPの上級会員は、それぞれのVIPラウンジや優先搭乗、手荷物優先取り扱いなどのサービスが受けられるとした。また、増便や路線の拡大も実施していく計画だという。