夏の連続休暇、昨年より微減も旅行意欲は旺盛-フォートラベル
フォートラベルはがこのほど実施した、2012年夏休みの過ごし方に関する調査によると、夏の連続休暇日数の平均は7.2日で昨年の7.4日からわずかに減少したものの、積極的に旅行に出ようとする人が多い傾向が続いているという。
連続休暇日数の質問で最も回答が多かったのは「9日」で23.3%。昨年は17.3%で、6.0ポイント増加している。次いで多かったのは「5日」の20.0%、「7日」の11.0%となった。平均日数の減少についてフォートラベルでは、昨年は節電対策の一環で夏季の長期休暇を導入する企業が多く、15日以上の休暇を取得する人が6.0%いたのに対し、今年は例年並みの1.7%に戻ったことが大きな要因と分析している。休暇開始日は「8月」が61.4%、「7月」が21.1%、「9月」が11.4%と、昨年と同様の傾向となった。
夏休みの過ごし方が決まっている人は74.8%で、その具体的な過ごし方は、1位が「海外旅行」(44.3%)、「国内旅行」(22.9%)、「自宅中心で過ごす」(12.7%)など。昨年と比較し、「海外旅行」を予定している人は微減、「国内旅行」「帰省」が微増の傾向となっている。
海外旅行の旅行期間は平均「7.6日」で、行き先は「アジア」が44.6%と最も多く、次いで「ヨーロッパ」(24.9%)、「北米」(15.5%)となり、特に韓国、ハワイ、タイの順番で人気が高いという。出発日は「8月11日」「8月12日」「7月28日」の順、帰省日は「8月19日」「8月16日」「8月18日」の順に多かった。
一方、国内旅行の旅行期間は平均「4.4日」で、行き先は「沖縄県」「北海道」「長野県」が人気。出発日のピークは「8月11日」、帰省のピークは「8月15日」「8月18日」「8月19日」が同率でならび、分散傾向にあるという。
このほか、旅行の手配状況は「すでに予約が完了している」(51.7%)、「手続き・調整中」(19.8%)、「予約を始めていない」(26.4%)となっており、海外旅行を予定している人のうち79.7%が旅行予約の手配を開始しているのに対して、国内旅行を予定している人は55.2%に留まった。