滋賀の旅行業3団体が総会 滋旅協は地域貢献を事業化
協同組合滋賀県旅行業協会(矢野明理事長、19会員)はこのほど、草津市のクサツエストピアホテルで第37回通常総会を開いた。
総会では、(1)KTT滋賀クーポンおよびKTT保険の増売の努力(2)「湯&味」主催旅行商品のイメージアップに努め、商品の定着化(3)組合主催旅行「湯&味ツアー」の販売拡充(4)びわ湖・近江路観光圏協議会(近江屋ツアーセンター)が企画するツアーの販売支援とびわ湖・近江路観光圏域内への誘客と宿泊客の増大を図り、地域への貢献を考える-などの事業を行うことを決めた。
矢野理事長は「東日本大震災の影響で上期はクーポンの取扱実績を落とし、下期で持ち直したものの年計では1億4877万円、92.9%(前年比)の減少となった」としながら全旅クーポンの取扱は1865万円で前年度比177.9%となったことを報告した。
また、旅行事業として長浜北びわ湖大花火大会が366人、年末お買物ツアーが1866人集客したことなどを報告した。
このあと、昨年4月に株式会社化した全旅しが(井田克己社長、80会員)の総会も開かれた。
井田社長は「全旅しがは新たな一般社団法人の受け皿会社としてスタートしたが、状況が変わってきた。次年度からの取り組みに関しては全旅協本部の詳細が決まってから話し合いたい」とした。
今年度の事業は募集型企画商品の販売や全旅クーポン会員の拡大などを行う。
続いて開かれた全国旅行業協会滋賀県支部(中川安之支部長、80会員)の第47回総会で中川支部長は「来年は公益法人改革で全旅協が一般社団法人化する中で我々は、一致団結して行動することが必要だ」と述べ、一般社団法人化の詳細が決まり次第、臨時総会を開くことを明言した。
その後、旅行業協会と提携する受入機関との合同懇親会が開かれた。
情報提供:トラベルニュース社