カリフォルニア、サンディエゴ線開設で路線拡大に期待
サンディエゴ観光局日本事務所も開設
カリフォルニア州観光局は、このほど旅行会社を対象にセミナーを開催し、同州の魅力と新規就航が予定されている日本航空(JL)サンディエゴ線などによる日本からの路線拡大をアピールした。
同局アジア地区マーケティングディレクターのアントネット・エカート氏は、「世界2位のポジションを占める日本人観光客は引き続き重要なマーケットだ」と語り、特に日本路線の拡大について「カリフォルニア州の観光に大きなメリットをもたらすだろう」と期待感を示した。
同局では州内の魅力を紹介するために、SNSを活用した「100人100色のカリフォルニア」を展開。観光素材をアピールし、ロサンゼルス、サンフランシスコを起点に「もう一歩先のカリフォルニアへ」と題して、ドライブ旅行などの周遊を楽しんでもらいたい考えだ。
そのために、2012年12月から就航するJLの成田/サンディエゴ線、全日空(NH)が就航を表明しているサンノゼ線への期待が高い。特にサンディエゴ線の就航にあたっては、日本人渡航者増のための様々な施策が行なわれるという。
▽サンディエゴ観光局が日本事務所開設へ
サンディエゴ観光局旅行産業部長ブライアン・サイド氏によると、就航までに同局の日本事務所を開設する予定だという。また、日本語サイトのオープンや旅行会社向けに、現在、カリフォルニア州観光局が実施している「カリフォルニア・エキスパート」のような検定プログラムを用意するなど、渡航者増加に向けた準備をすすめていく考えだ。
セミナーでは、定番観光地の空母ミッドウェイ博物館やシーワールド・カリフォルニア、サンディエゴ動物園のほか、レゴランドやホエールウォッチングなどを紹介。空港については、市内から15分から20分程度というアクセスのよさや、国際線が少ないことから「通関手続きがスムーズになるだろう」と述べ、メリットをアピールした。