トップツアー、4月の海外旅行は52.0%増、10年並みの実績に
トップツアーの2012年4月の旅行業総取扱額は、東日本大震災からの反動もあり、前年比49.8%増の80億3384万円となった。このうち海外旅行は52.0%増の21億418万円。2010年比でも0.1%増となり、震災以前の水準に戻っている。団体旅行は教育旅行が12.2%減となったものの、一般団体は362.9%増となり、団体全体で213.0%増。企画商品は25.8%増、個人旅行は0.5%増となった。
海外旅行の取扱人員も47.3%増となり、すべての方面で前年を上回った。団体旅行は207.8%増で、ハワイが845.3%増、韓国が374.0%増、その他アジアが271.8%増、台湾が226.9%増と、特にアジア、太平洋方面が好調だ。企画商品は5.1%増で、中国が146.2%増、台湾が134.2%増、グアム・サイパンが91.1%増などとなっている。
国内旅行は48.2%増の56億7239万円だが、10年比では8.0%減と震災前の水準には戻っていない。団体、個人とも前年を上回っているが、特に団体は教育旅行が61.5%増、一般団体も74.7%増で、団体全体で67.2%増となった。訪日旅行は430.0%増の2億2376万円で、10年比でも25.7%増となった。