ヴァージン、機内食レシピ募集-社長が来日、キャンペーンをアピール
ヴァージン・アトランティック航空(VS)は6月15日から、機内食のレシピを公募する機内食キャンペーンを実施する。VS社長のスティーブ・リッジウェイ氏が来日し、プレス発表会を開催した。
リッジウェイ氏は日本路線について「VSとして北大西洋以外で初めて就航した特別な思いのある路線」とし、「日本の顧客向けに特別なことを企画し、良いサービスを提供したい。食への関心の高い日本で喜んでもらえる企画と考えた」と、キャンペーンの意図を語った。また、一般から募集したアイディアをケータリング会社の協力を得てプロの技術で仕立てるため、「まったくの新しい機内食を開発する機会になる」とも期待する。
キャンペーンでは東京発ロンドン行き(VS901便)のエコノミークラスのホットミールのメインメニューのレシピを募集。「日本とイギリスの融合」をテーマとする以外の条件はなく、応募対象はプロ、アマチュアを問わない。Facebook上で募集し、「いいね!」の数やコメントを参考に、関係者で選考。優勝者には名前がメニュー名になる権利とともに、極上レストランで食事を楽しむイギリス旅行を1組2名分提供するという仕組みだ。新メニューは2013年から提供する予定としている。
▽サービス&プロダクト開発に約120億円
リッジウェイ氏はあわせて、VSが約120億円を投じてすすめるサービス&プロダクト開発の現状を説明。このうち、ニューヨーク線のエアバスA330型機において、アッパークラスの座席と機内バーカウンターを新デザインに刷新しており、長期的には日本路線への導入の可能性もあるという。
このほか、路線展開では、5月24日にバンクーバー線を、6月12日にはカンクン線を就航。10月28日にはムンバイ線を復便する予定で、世界へネットワークを拡大する姿勢をアピールした。