全日空、B787の低燃費と機内快適性が実証-就航半年の運航で
全日空(NH)はボーイングB787型機の定期便就航後半年の運航実績で、低燃費と機内快適性が証明されたと発表した。燃費低減については、既存のB767型機と比較すると、当初は約2割の効果を見込んでいたが、実際には約21%とわずかに予想を上回り、期待以上の効果があがっているとする。就航時から4月30日までのB787での使用燃料から計算すると、東京/フランクフルト線で1ヶ月分の燃料を削減していることになるという。
機内の快適性については、3月から4月にかけてボーイングとの提携の元、羽田/フランクフルト線でアンケートを実施。その結果、機内の湿度や耳の気圧負担感、窓の大きさなどで高い評価を得た。アンケート回答者のうち、約99%はB787に搭乗したいと回答し、そのうち66%はNHのB787にもう一度搭乗したいと回答。94%以上が印象として「満足または大満足」、93%以上が「他の旅客機と比較して良い印象」と回答したという。