全日空、4月の国際線旅客は4割増-JALとの差縮まる

  • 2012年6月10日

 全日空(NH)の2012年4月の運航実績で、国際線旅客数は前年比37.3%増の51万1518人となった。2010年比でも45.8%増と大きな増加。日本航空(JL)の実績では4月の旅客数は57万9605人となっており、NHとの差は6万8087人。2010年4月の時点では42万1026人と水を開けられていたが、JLの経営再建に伴う路線縮小とNHの事業拡大により、大幅に差が縮まっている。

 このほかNHの4月の国際線運航実績では、座席供給量は9.0%増としたところ旅客輸送量は40.4%増となり、利用率は15.9ポイント増の71.1%と大きく回復。特に北米は旅客数が47.5%増、利用率が23.2ポイント増の74.2%と好調に推移した。