宿選びには「お風呂」重視 ゆこゆこ調査、湯温やアメニティに関心
シニア向けの宿泊予約サービスを提供する「ゆこゆこ」が、旅先でのお風呂・温泉に対する意識調査を行い、40-60代の1200人から回答を得た。宿泊施設を選ぶ際に、お風呂をどの程度重視しているか聞いたところ、半数以上が「非常に重視している」とし、「やや重視している」を含めると90%以上を占めた。この傾向は性別、年代を問わず高く、お風呂は宿選びの重要なポイントになっている。
その中で重視しているのは「湯温」「湯量」「泉質」「効能」といった温泉そのものを挙げる人が多い。特に女性のこだわりが顕著だった。湯温については、熱すぎず低すぎずで「ゆったりとあたたまる」ことへの要望は高い。湯量は、なみなみとあふれるお湯が「贅沢感」と評価。泉質は「にごり」「トロトロ」など、いかにも温泉を好む。効能は「しっとり」「すべすべ」という肌の感触や「ぽかぽか」感が評価につながり、8割以上が疲労回復を挙げた。肩こりや美肌の支持も高かった。
宿泊施設のお風呂のチェックポイントは、手すりの設置や段差がないバリアフリー設備の要望も強い。特に60代女性で高く、ゆこゆこでは「シニア女性にとってはお風呂の安心・安全度が重要」としている。
また、アメニティの関心も女性が高く、基礎化粧品やこだわりのシャンプー・リンスが置いてあるかどうかを重視。アメニティでも「その土地ならではのもの」への評価は高く、リンスインシャンプーは評判がよろしくない。
さらに、お風呂からの眺めで性別年代を問わず人気があったのは「海」。全体の70%以上が支持し、次いで「渓流」「紅葉」「朝日」「夕陽」「雪景色」などが挙がった。「桜」は女性に人気が高かった。
お風呂からの眺めは「海」が一番人気
(写真と本文は関係ありません)
宿泊施設での入浴について、1泊2日旅行での入浴回数は平均3回だった。好きな時間に何度も入りたいという人が多く、3回の内訳は「早くチェックインし、貸切状態でゆっくり」「夜中の入浴が楽しみ」「早起きして朝風呂にのんびり浸かる」などの楽しみ方をしているようだ。
また、1回あたりの入浴時間について自宅での入浴時間と比較したところ、旅行先では平均で約15分長く入っていた。
調査は、5月17日から「ゆこゆこネット」にこだわりお風呂検索機能を追加したのを機に実施した。
情報提供:トラベルニュース社