エアアジア・ジャパン、国内線1万席を片道5円で販売
エアアジア・ジャパン(JW)は8月1日から順次運航する国内線3路線で就航記念特別運賃を設定し、合計1万席を片道5円で販売すると発表した。同社は8月1日から成田/新千歳線を1日3便、成田/福岡線を1日2便で、8月3日から成田/沖縄線を1日1便で運航する計画で、現在政府認可申請中だ。
5円は「ご縁がある」との語呂合わせで決定。特別運賃は片道の販売のみで、5月31日から6月3日までの4日間、同社ウェブサイトで販売する。適用期間は8月28日から11月28日までとした。JW代表取締役社長の岩片和行氏は「まずエアアジアとの関係を作ってもらいたい」と述べ、「ウェブサイトへの入り口として、親しみやすい値段で入っていただきたい」との考えを示した。
また、エアアジアグループCEOのトニー・フェルナンデス氏は「プロモーションの低価格が鍵なのではなく、毎日の運賃がローコストということが重要」と強調。通常の運賃は、片道で新千歳線が4580円から1万8880円、福岡線が5180円から1万9580円、沖縄線が6680円から2万3080円に設定した。販売は5月31日の午前0時からウェブサイトで開始。特別運賃ともに、購入に際しては別途支払い手数料1区間150円が必要となる。
さらに、就航記念キャンペーンとして、オープン参加型のウェブ連動キャンペーン「RED ANGELを探せ!」も展開。抽選で1名にJWまるごと1機分にあたる180席の無料航空券をプレゼントするほか、ダブルチャンス賞としてエアバスA320型機模型やドリンクチケットなどを用意した。
参加者は公式FacebookとTwitterで出されるヒントを元に、エアアジアカラーの「赤」に関する場所、都内25ヶ所に隠れている同社のフライトアテンダントを探し、隠れている場所に関連したキーワードを入手。キャンペーンサイトでマイページを作成し、ビンゴカードへキーワードを入力し、ビンゴをそろえて応募する。航空券は初就航日より1年有効で、利用は家族や友人、同僚と利用可能。実施期間は5月31日から7月15日まで。
▽エクスペディアジャパン、5月31日からダイナミックパッケージを発売
エクスペディアジャパンではJWの航空券販売にともない、5月31日から、JWとのダイナミックパッケージの販売を開始する。就航に伴い、沖縄、札幌、福岡の3、4ツ星クラスのホテル1000室を5円で提供するキャンペーンも実施。予約期間は5月31日から6月3日で、旅行期間は9月1日から2012年9月30日とした。ホテル単体での購入もできるが、ダイナミックパッケージを利用した場合、片道5円の特別運賃との組み合わせも可能だという。