ジェットスター、国内線需要は「VFR」3割か、最低価格保証も
ジェットスター航空(JQ)日本支社長の片岡優氏は、このほど本誌インタビューに応じ、ジェットスター・ジャパン(GK)の国内線の準備状況や見通しなどを語った。片岡氏は現在、一時的にGKに出向している。
GKの国内線の需要としては、成田と関空発着であることからビジネスは5%程度に留まるとの予想。そして純粋な旅行が6割から7割で、約3割が親族や友人の相互訪問を意味する「VFR(Visit Friends and Relatives)」になると見ている。
現在の予約状況としては、7月から8月にかけての予約が好調で、既存航空会社の運賃が高い時期ほどGKの運賃の競争力が増しているとの分析。また、2013年3月までの予約を可能としているため、「かなり先の分まで予約が入ってきている」という。
また、サービス面での準備は、すでに客室乗務員のトレーニングを開始したほか、これまでメルボルンに設置していた日本語コールセンターも国内に開設。メルボルンは35名であったが札幌に110名、福岡にも40名を外注で配置している。
このほか、他社の運賃がGK便と同じ条件でGKよりも安い場合に、他社よりも10%割り引いて最低価格を保証する制度「プライス・ビート・ギャランティー」も、国土交通省と調整して実現。他社よりも10%安い運賃を提供するのではなく、差額をバウチャーとして付与し、その場で利用できるようにした。同制度は、専用のデスクで電話で対応する。
※インタビューの詳細は後日掲載予定