ドバイ、ファミリー層強化-業界向けeトレーニング開始も
ドバイ政府観光・商務局日本事務所は5月22日、セミナー&ワークショップを開催した。同事務所による業界向けセミナー&ワークショップは2年ぶりで、ドバイのホテルや現地オペレーターなど12社を招いての実施となった。
セミナーでは、同事務所で旅行業界を担当する中谷リナ氏が、ドバイへの日本人渡航者数が2012年第1四半期は回復基調にあり、さらなる成長にむけてウェブを中心に様々な媒体を活用していくことを報告。2012年は“DO MORE IN DUBAI”プロモーションによりファミリー層の取り込みをはかるほか、MICEや教育旅行といったテーマについても取り組みを継続、強化する。このほか、10月から業界担当者向けにオンライントレーニングも開始すると発表した。
また、セミナー&ワークショップに協賛したエミレーツ航空(EK)から東日本支店旅客営業部次長の大槻仁氏が登壇。EKの信頼性・利便性が利用者から高く評価され、高い期待が寄せられていること踏まえ、7月1日に成田/ドバイ線で運航を開始するエアバスA380型機においても利用者に快適なサービスを提供していくとアピールした。なお、EKのA380型機はファースト12席、ビジネス76席、エコノミークラス399席の座席配列だ。
同じくセミナー&ワークショップに協賛したジュメイラ・ホテルズ&リゾーツのグローバル・セールスオフィス・ジャパンでディレクター・オブ・グローバル・セールスを務める名取勇氏は、ファミリー層を「ドバイへの旅行需要の底上げをはかる上で、絶対不可欠な潜在顧客層」と強調し、これまで声の届いていなかった人にまで情報を届ける必要性を指摘。“DO MORE IN DUBAI”プロモーションへの参加のほか、多くのファミリー向けプランの設定など新たな顧客獲得に向けた意欲を示した。