2011年の外航クルーズは1.4%増、95%以上がレジャー目的

  • 2012年5月24日

 国土交通省が取りまとめた「2011年の我が国のクルーズ等の動向について」によると、2011年に1泊以上のクルーズに乗船した日本人のうち、外航クルーズの利用者数は前年比1.4%増の10万3600人となった。国内クルーズは3.8%減の8万2900人。外航クルーズと国内クルーズを合わせたクルーズ人口は1.0%減の18万6500人となり、東日本大震災があったものの、ほぼ前年並みの推移となった。

 外航クルーズのうち、日本船社が運航するクルーズの利用者数は6.0%増の1万6200人に増加。また、外航クルーズの目的はレジャーが95.5%と最も多く、人数は1.4%増の9万8800人と増加している。また、インセンティブは16.7%減、セミナーは25.0%減と減少しているが、団体旅行は2010年と2009年の利用がゼロであったのに対し、2011年は1400人の利用実績があった。

 また、平均泊数は8.3泊と前年より0.3泊短縮。5泊から7泊のクルーズが23.8%増の3万2200人とシェアを30%強に広げた一方、8泊から13泊のクルーズが24.9%減の1万3600人と減少した。方面別では北欧・バルト海が6.7%増の3万人となり、最も人気を集めたほか、地中海も12.1%増の1万8400人と2ケタ増となった。アジアは2.5%減の2万7500人と減少したが、数では2番目に多かった。