オーストラリア、第1四半期の日本人6%増、座席増で56万人へ
オーストラリア政府観光局(TA)によると、2012年第1四半期(2012年1月~3月)の日本人訪問者数が前年比5.8%増の9万8200人となった。2010年の10万9000人にはまだ及ばないものの、TA日本局長の堀和典氏は5月22日にシンガポール航空(SQ)と共催したセミナー会場で、「先週までの数値では8%増に上がっており、すでに我々の目標を超えてきている」と紹介し、「このままの勢いでぜひ行きたい」と意欲を語った。
セミナーでは、シニア・マーケティング・エグゼクティブの雨宮秀行氏がTAの取り組みを紹介。TAでは2020年の目標として、日本人の現地消費額を2011年比で2倍となる28億豪ドルとし、訪問者数も2010年の33万2700人から56万人に増加する計画を立てているところ。この実現のため、座席数を現在よりも年間で32万5000席増やす必要があるとし、羽田路線の開設やLCCなどの新規就航に期待を示した。