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台湾観光美食の饗宴を開催、観光資源としての「食」をアピール

  • 2012年5月21日

日台要人によって台湾らしく紹興酒での鏡割りがおこなわれた 台北駐日経済文化代表処および台湾・交通部観光局は5月18日、日本の旅行業界関係者を招いて「台湾観光美食の饗宴~感謝の夕べ~」を開催した。これは、今年の台湾のプロモーションテーマのひとつである「美食」にもとづいて行われたもので、2011年の台湾美食展でおこなわれた世界料理コンテストの団体優勝チームのグランプリメニューが「人生」のテーマで再現された。

台北駐日経済文化代表処代表の馮寄台氏 冒頭、駐日代表の馮寄台氏は「昨年は日本から台湾への旅行者が129万人を超え、過去最高となった。日台間では昨年9月に投資保証協定を結び、11月には航空自由化協定にも調印するなど、ますますその関係は強固になっている」と挨拶。日台間の交流のさらなる発展に期待を寄せた。また、台湾・交通部観光局の謝謂君氏は「今年1月から4月の訪台日本人はすでに49万人を超え、前年同期比で約20%の伸び率を示している」と説明するとともに、「美食は台湾の最も魅力的な観光資源のひとつ。味だけではなく、料理を通じて台湾人の心も感じてほしい」と語った。

台湾・交通部観光局の謝謂君氏 一方、日本側からは観光庁長官の井手憲文氏が挨拶。東日本大震災での台湾からの支援に感謝を述べるとともに「日台間の交流人口300万人に向けて着実に進んでいる。観光だけでなくさまざまな分野での交流が発展することを願う」と語った。また、日本観光振興協会会長の西田厚聡氏は2008年からおこなわれている日台観光サミットについて説明。日台間の航空路線の拡充、訪日台湾人の増加など、その成果が目に見える形で表れていると強調した。

観光庁長官の井手憲文氏 台湾観光局ではこのイベントを通じて台湾観光のソフトパワーを日本にアピール。「2012年台日観光促進年」のもと、双方向交流の発展をさらに推進していく考えだ。