クライストチャーチ、ボール紙(特殊紙管)による「仮設大聖堂」着工

  • 2012年5月19日

 クライストチャーチの象徴的な建造物であった大聖堂は、尖塔部分が昨年 2011年2月の震災によって倒壊、さらに同年6月と12月の地震でも礼拝堂にある円形のステンドグラスの窓が破砕するなどの損傷を受けたことにより、費用面や安全面から修復再建が断念され解体が決定されましたが、さる2012年4月29日(日)、マドラス・ストリートとヘレフォード・ストリートの角に位置するラティマー広場にて、ボール紙(特殊紙管)を利用した仮設大聖堂の起工式が行われました。

 当日は、聖公会のヴィクトリア・マシューズ主教が聖水で土地を清め、設計を担当した日本人建築家、坂茂(ばん・しげる)氏が土地を掘り返して正式に着工、竣工は本年11月の予定です。

 ボール紙による特殊な紙管を用いた坂氏の独特な建築方法による700名収容可能な大聖堂は、教会としての機能の他に、各種イベントやコンサート会場としての利用も視野に入れたものです。

 どうぞご期待ください。


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