RCI、横浜発着クルーズは新規客約5割-日本人乗船率98%のコースも
ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)のレジェンド・オブ・ザ・シーズが5月14日、横浜に入港したのに合わせ、日本総代理店を務めるミキ・ツーリストは、プレス向けの船内見学会を実施した。
RCIでは今年、同客船の横浜発着のクルーズを、チャーターを含めて6本設定。このうち、募集型企画旅行は5月出発の4本と、秋のシルバークルーズにあわせた9月出発の1本を設定している。同客船は総トン数7万トン、乗客定員が1804人だが、すでに運航した5月6日出航の横浜・名古屋・沖縄・台湾クルーズ9日間は日本人1701名が乗船。5月14日出航の横浜・韓国クルーズ9日間は日本人1774名が乗船し、海外からの乗客を含めるとほぼ満席。横浜・韓国クルーズ9日間は日本人だけで乗船率98%強となった。今後、5月出発では22日出航と28日出航の韓国・鹿児島クルーズ7日間を予定する。
ミキ・ツーリスト・クルーズセンターでマーケティングを担当する江守智砂氏によると、横浜発着クルーズのリピーター率は約5割。RCIのフライ&クルーズの場合、日本人のリピーター率は6割強であることから、横浜発着クルーズは新規客の利用が多いようだ。また、日本船の乗船経験者や飛行機の搭乗経験がない人の利用が多いのも、特徴だという。
来年の日本発着クルーズの予定は秋ごろ、JATA旅博にあわせて発表したい考え。来年は、カーニバル・ジャパンの計画するジャパン・ホーム・ポート・クルージングが開始されることから、ミキ・ツーリストでは船の大きさを含めて、予定を検討している。
▽今年からアジアクルーズにボイジャーも追加
RCIでは2008年のラプソディ・オブ・ザ・シーズを皮切りにアジアクルーズを運航しており、2009年からはレジェンド・オブ・ザ・シーズに変更。今年からは総トン数13.8万トンのボイジャー・オブ・ザ・シーズを加え、2隻体制で運航する。ボイジャーは6月にシンガポールから運航を開始し、その後上海をホームポートとして運航。福岡・長崎と鹿児島・神戸に寄港するクルーズをそれぞれ4本運航する予定だ。