エア・カナダ、LCCに意欲-カルガリー線、好調な推移
▽成田/カルガリー線通年化、冬のオーロラ、スキー需要取り込みへ
日本路線についてAC東京支店旅客営業部次長の吉野奈奈氏は、予約の動きが例年より鈍いとしながらもロードファクターは順調に推移していると説明。なかでも4月から週5便に増便した成田/カルガリー線では、4月はカナディアン・ロッキーの季節ではないため動きが鈍かったが、5月から徐々に増加。好調だった昨年並みと同じレベルで推移する見込みだ。
同路線は昨年は夏のみの季節運航だったが、今年から冬も運航を継続して通年化。吉野氏は「カルガリー線はイエローナイフへの乗り継ぎの利便性がよい」とし、「今年の冬はオーロラとスキーの需要を取り込んでいきたい」と意欲を示した。
今後はカナダ観光局(CTC)やアルバータ州観光公社などとキャンペーンを実施し、冬のカナディアン・ロッキーやウィスラーでのスキーなどをアピールしたい考え。ランデブー・カナダに参加したサプライヤーからも、カルガリー線増便による冬の需要増を期待する声が聞かれた。さらに、「カルガリー線の次は関空/バンクーバー線の就航」と、レジャー需要が高い関西地域からカナダへの直行便就航を望む声も上がっていた。