トップツアー、3月の海外旅行は14.6%増、2010年実績も上回る
トップツアーの2012年3月の旅行業総取扱額は、東日本大震災による落ち込みの反動もあり、前年比35.8%増の83億3133万円となった。このうち、海外旅行はすべての部門で前年を上回り、14.6%増の28億4136万円。2010年実績と比較しても3.6%増となった。一般団体が24.7%増、教育旅行が9.9%増となり、団体旅行全体で17.9%増。また、自社企画が0.4%増、他社企画が12.0%増で、企画旅行全体でも7.5%増となった。その他、個人旅行も11.2%増と上回った。
海外旅行の取扱人員も各方面で前年を上回り、22.3%増と躍進。このうち、団体旅行は5.9%増で、中国が82.9%増、ハワイが80.7%増、韓国が37.6%増、欧州・ロシアが28.6%増などと好調だった。企画商品では、その他アジアが336.4%増、台湾が193.5%増、ハワイが37.8%増、欧州・ロシアが34.9%増となった。
国内旅行もすべての部門で前年を上回り、49.7%増の48億6176万円となった。ただし、2010年比では9.3%減となっている。また、訪日旅行は85.5%増の4億8100万円と大きく増加。2010年比でも48.3%増となったが、トップツアー広報室によると、団体の取り扱いが多いため月によって規模が異なるといい、訪日旅行は震災の影響から完全に回復したわけではないという。