日本旅行、海外夏商戦で9.5万人-直行便の欧州を強化、女子旅も展開
日本旅行は7月から9月の夏商戦で、前年比5%増の9万5000人の販売をめざす。今夏の商品は5つのポイントで設定。なかでも特別企画商品として、直行便で行くヨーロッパ商品を強化した。地方ではチャーター利用もあるが、東京や大阪発は定期便を中心としたのが特徴で、特に休みの取りやすい土曜日出発を拡大。ヨーロッパは昨年比10.7%増の2万5300人の送客をめざすが、それに合わせて航空座席仕入れを強化したという。
また、新たにオトナ女子が参加しやすい海外旅行商品の「女子旅」をアジアとヨーロッパで展開。ヨーロッパでは、「かわいい」「おいしい」「癒し」「自分磨き」といった女子旅の必須事項を盛り込んだフリー型商品や、アジアでは一人旅の問い合わせの多いカンボジア、インドのほか、バンコク、バリ、香港などで、シングル料金込みの価格を設定。2名以上参加の場合は割引設定を設けた。
このほか、家族向けの主力商品「ふぁみバケ」シリーズでは、コンドミニアムやファミリールームの設定を増加。また、12歳から18歳未満を大人の旅行代金の半額とする(アジア除く)ジュニア割引の新規設定や、5月31日までの申し込みで母親だけ1万円を割り引く「ママ割」の継続など、各種割引・特典も用意した。さらに、中国では日中国交正常化40周年の特別企画商品を設定し、40周年にちなんだ特典、企画を用意。また、「夏のイチ押し!」では、パンフレットを昨年から2種類増加して13種類の展開とし、特にアジア方面を中心にラインナップを強化した。期間中の方面別目標は以下の通り。
▽日本旅行2012年度7月~9月の方面別目標
アジア:4万7600人(1.2%増)
ハワイ:5700人(7.0%増)
グアム・サイパン:9600人(6.8%増)
中国:1900人(13.1%増)
ヨーロッパ:2万5300人(10.7%増)
アメリカ・カナダ:2800人(9.7%増)
オセアニア:2100人(0.2%減)
合計:9万5000人(5.0%増)