南アフリカ、観光大臣との昼食会開催、WTTCにあわせ
南アフリカ共和国大使館と南アフリカ観光局は4月17日、観光大臣マルティナス・ファン・スカウクフェイク氏との昼食会を開催した。スカウクフェイク観光大臣が世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)グローバルサミットの出席のため、来日したのに合わせて実施したもの。当日はアフリカ各国の全権大使や全権公使のほか、日本からは国土交通省、外務省、日本政府観光局(JNTO)、国際協力機構(JICA)の代表者をはじめとする来賓や旅行業界関係者、報道関係者などの招待者、約80名が参加した。
スカウクフェイク観光大臣は、「東日本大震災からの日本の立ち直りの強さには尊敬の念を抱いている。危機に直面した際にどのように対処するべきか、素晴らしい手本を世界に示した」とスピーチした。また、南アフリカが2020年までに世界から1500万人の訪問者数を目標としていることを説明し、「日本の市場はボリューム的にそれほど大きくないが、重要な位置を占めており、大切な市場である」と強調。南アフリカのワイルドライフや生物の多様性、美しい景観をアピールしつつ、MICE市場やスポーツ、写真、花などニッチ市場のテーマも育てていく意向を示した。
なお、今回の来日には、南アフリカ観光局最高経営責任者のチュラニ・ンジマ氏も同行しており、両者は今後とも日本との協力関係に努めていく考えだ。