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スイス、夏の増便に期待-ユングフラウ鉄道100周年アピール

  • 2012年4月27日

 スイス政府観光局は4月25日にプレスブリーフィングを開催し、現地の最新情報を紹介した。同局局次長の押尾雅代氏は、5月末から9月末にスイス・インターナショナル(LX)が成田/チューリッヒ便を2便増便することで、スイスのメインシーズンである夏の需要増に応えられると期待を示した。同路線はLXが子会社であるエーデルワイス航空(WK)をウェットリースして運航し、これにより成田/チューリッヒ線は週9便の運航となる。押尾氏によると2011年の日本人宿泊数は前年比5.4%減の47万9743泊。1月、2月は3.7%増の3万2303泊と前年を超えており、夏の需要にも期待がかかるという。

 また、8月1日にユングフラウ鉄道が全線開通100周年を迎えることをアピールした。4月1日に記念事業の一環で山頂に新アトラクション「アルパイン・センセーション」がオープン。これは「スフィンクス展望台」と「アイスパレス」を結ぶ250メートルのルートに、3Dシアタールームや動く歩道のギャラリーなど7ヶ所の観光スポットを設置したもので、山岳観光やユングフラウ鉄道の歴史が学べる。また、ユングフラウヨッホまでの鉄道チケット購入者全員に記念パスポートをプレゼントするなどの特典も用意しているという。

 そのほか、レマン湖地方で2012年3月から11月まで開催される特別イベント「オードリー・ヘップバーンに捧げるオマージュ」を紹介。女優であり、引退後はユニセフ大使としても活躍したヘップバーンゆかりの地であるモルジュとその近郊で開催し、イベント用に制作された世界未公開のドキュメンタリーフィルムの上映会や、映画資料や写真などを展示する特別展、地元の小劇団によるオリジナル作品の上演などを実施する予定だ。