カナダ、日本人客14%増-冬のプロモ奏功、カルガリー線通年化にも期待
カナダ観光局(CTC)は、このほどブリティッシュ・コロンビア州観光局、アルバータ州観光公社、オンタリオ州観光局、プリンス・エドワード島州政府観光局と共同で、旅行業界向けのセミナーを開催し、2012年に入ってからの好調ぶりと最新情報などをアピールした。
CTC日本代表のモリーン・ライリー氏によると、2012年のカナダ全体への日本人訪問者数は「前年比14%増と大きく伸びている」という。これは1月、2月の合計の数値で、ライリー氏は「昨年震災前の数値から伸びていることに意義がある」ことを強調。この理由としては、「数年来続けてきた冬期カナダへのプロモーションの効果」との考えだ。特に、「今年はオーロラが好調で旅行会社の商品展開も活発だった」という。今期からエア・カナダ(AC)による成田/カルガリー線が通年運航になることで、さらなる渡航者増加の弾みになると期待する。
また、セミナーのプレゼンテーションでは、カナダへの日本人の観光ルートについて「広大な国土をもつカナダは、西と東に分けて、それぞれ回ってほしい」と強調。主流となっている東西を巡る旅から、各州や地域で様々な体験しながら、ゆっくり巡る旅を提案した。