ANAセ、ゴールデンウィーク海外42%増、国内も51%増に
ANAセールスがこのほど発表したゴールデンウィーク期間(2012年4月27日~5月6日)の4月19日付の予約状況で、海外旅行は前年比42%増と好調に推移している。方面別で見ると、米国が278%増と2倍以上の日を示したほか、中国が99%増、アジアが73%増などと増加。ハワイは4%増で欧州は2%減となっている。中国は昨年が尖閣諸島問題で低調であった反動だが、2010年並みの水準には回復しているという。
アジアのなかでは、韓国の人気が最も高く、香港、台湾、シンガポール、ベトナムが続いた。シンガポールは家族旅行のデスティネーションとして認知度が高まったといい、130%増となっているという。
一方、国内旅行も51%増と大きく増加。スカイツリーの開業で注目が高まった東京方面の需要が高く123%増となり、特に5月6日に隅田川でおこなわれるイベント「東京ホタル」を屋形船から鑑賞するツアーが人気という。また、東北方面も584%増となり、2010年並みに回復した。
海外、国内共通の傾向として、ダイナミックパッケージの利用者が増加。海外は170%増、国内は107%増となっているという。
なお、出発日のピークは、長距離方面の欧州、米国、ハワイは4月28日、中国やアジアは5月3日発。比較的旅行代金が安い5月1日、2日発も人気が高い。国内旅行は5月3日がピーク。旅行日数は、海外旅行で中国・東アジアは4日間、東南アジアは5日間、ハワイは6日間と、短めの日数の売れ行きが良く、国内は平均2.5日間と例年並み。このほか、年代別では40代以上の参加が67%増となっている。