南アフリカ、2011年の渡航者数3.3%増-ワールドカップ年より上回る
南アフリカ観光局によると、2011年の渡航者数は前年比3.3%増の833万9354人と増加した。前年はサッカーワールドカップ南アフリカ大会の開催により、15.1%増の807万3552人と過去最高と記録したが、それをさらに上回る結果となった。ワールドカップ関連の渡航者約31万人を差し引くと、対前年の伸び率は7.4%増。南アフリカではワールドカップ開催で高まった認知度を活用し、主要市場の保持とともに、新市場の開発に取り組んできたという。
方面別では、主要市場のヨーロッパは経済危機の影響で3.5%減となったが、北米は2.3%増。最も多いのは英国で7.2%減の42万500人、次いでアメリカが1.9%増の28万7641人となった。伸び率はアジアが顕著で、特に、新興市場の中国は24.3%増の8万4883人、インドは26.2%増の9万367人となっている。
日本人渡航者数は4.7%減の2万6284人。2010年はワールドカップの開催により訪問者が大きく増加したが、2011年は1月、2月、4月、5月、7月、10月、11月、12月の8ヶ月間は、前年を上回った。ほぼ前年並みの訪問者数となったが、南アフリカ観光局では東日本大震災の影響のあるなかの結果として、健闘したと評価している。