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「水の里」旅コンテスト優秀賞に東根市観光物産協会

 国土交通省は4月12日、水にまつわる地域資源を生かした旅行企画を表彰する「"水のめぐみ"とふれあう水の里の旅コンテスト2012」の各賞を発表した。優秀賞には東根市観光物産協会(山形県)の「水がもたらす食文化体験-食卓の脇役が主役になった記念日」が選ばれた。

 同コンテストは、水源や文化など地域の"水"に関する資源を生かした旅行企画を通して「水の里」の地域活性化、国内観光活性化につなげようというもの。全国の旅行会社や観光協会、自治体などから58件の応募があった。安藤周治・ひろしまね理事長を座長とする審査委員会が、優秀賞、奨励賞、東北特別賞、日帰り旅行賞を選出した。

 優秀賞に選ばれた東根市観光物産協会の企画内容は、名水百選にも選定されている豊富な水量と清澄さを誇る湧水が軸。湧水を活用したワサビ栽培や麩の製造といった地場産業をはじめとする地域の食文化に触れるほか、絶滅危惧種の淡水魚「イバラトミヨ」の生態観察、さくらんぼ東根温泉での宿泊など地域文化と自然の恵みを体感する内容になっている。

 奨励賞は、しらやま振興会(福井県越前市)「源流の里で出会う、コウノトリと森のおいしい水」▽さつま町(鹿児島県)「さつまリバーツーリズムin川内川」▽都会と田舎を結ぶ食育ネット(愛媛県南予地域)「水のみちをたどる旅」、東北特別賞は、只見町観光まちづくり協会(福島県奥会津)「尾瀬から続く水の恵み 自然首都・只見 水の恵みと農村生活満喫プラン」、日帰り旅行賞は、安曇野案内人倶楽部(長野県安曇野)「安曇野・水辺のガイドウォークツアー」▽多摩源流こすげ(山梨県小菅村)「源流体験」がそれぞれ選ばれた。

 受賞者・受賞旅行企画は、全国旅行業協会、全旅、日本観光振興協会によるプロモーション展開が予定されている。


情報提供:トラベルニュース社