昨年3月の九州新幹線・鹿児島ルートの全通で、青森から鹿児島まで日本列島が新幹線でつながって1年が経った。これを記念して4月21日、東北、東海道、山陽、九州新幹線の車内販売をそれぞれ担当する4社が共同で携帯電話ストラップを制作、各新幹線の車内販売限定商品として売り出す。

　商品名は「『つばめ・さくら・のぞみ・はやぶさ』ストラップ」で、各社あわせて2万1千個を制作した。価格は1個880円。デザインは統一され、各社の主力車両モデルを4車両つなげた。台紙には各社のコーポレートカラーを基調に車両が描かれており、パッケージの裏面を4社分並べると日本列島が表れるのは共同企画商品ならではのこだわりだ。

　4社が共同で商品を開発・販売するのは民営化後初の試み。今後が注目されるが、現在のところ、これに続く4社共同の商品販売の予定は残念ながらないという。

　山陽新幹線を担当するジェイアール西日本フードサービスネット列車事業本部サブリーダーの角田和隆さんは「開業1周年の記念商品として数量限定で販売します。限定商品のため売り切れの場合も。ご乗車の際はお早めにお買い求めください」。

　また、山陽新幹線の車内販売では新幹線開業1周年フェアを5／13まで開催中。東北新幹線から「りんごアイス」、九州新幹線から「タルトじゃっど」など普段はそれぞれの新幹線の車内で買えない商品も特別に販売している。

　問い合わせは、今回参画している4社へ。日本レストランエンタプライズ（東北新幹線）電話03－5798－8080、ジェイアール東海パッセンジャーズ（東海道新幹線）電話03－3273－2941、ジェイアール西日本フードサービスネット（山陽新幹線）電話06－6885－3580、JR九州（九州新幹線）電話092－474－2179。

情報提供：トラベルニュース社