メキシコシティ郊外、「ポポカテペトル山」の噴火活動について
メキシコ時間 2012年4月16日(月) 13:30~14:00にかけて、ポポカテペトル山が火山性発散物を噴出しました。
メキシコ内務省の発表によりますと、同山を監視するナショナル防災センター(CENAPRED)は、噴火があり、かつ溶岩が出て火山灰が近隣町村に降る可能性のある「火山警報黄色レベル3」を発表したとのことです。
噴火直後、同山周辺12kmのエリアに避難警告が出されましたが、火山活動は平常の状態になりつつあります。
なお、ポポカテペトル周辺の観光地には、世界遺産に登録されているポポカテペトル山麓周辺の修道院群やプエブラなどがありますが、現地州観光省(プエブラ州・モレーロス州)に確認したところ、観光には影響は出ていないとのことです。
また、ポポカテペトル山の噴火による空港閉鎖もなく、高速道路なども通常通りとのことです。
また状況が変わりましたら、お知らせいたします。
【ポポカテペトル山】
ポポカテペトル山は、首都メキシコシティの南東約80kmに位置する標高約5,400mの活火山です。鹿児島桜島のように通年噴煙をあげており、風向きによってはメキシコシティへの降灰が観測されることがあります。