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南仏プロヴァンス、絵画テーマにアプリ作成-写真コンテスト開催も

  • 2012年4月17日

(右から)プロヴァンス・アルプス・コートダジュール地方観光局広報部長のアンヌ=マリー・ベルナール氏、フランス観光開発機構在日代表のフレデリック・メイエール氏  プロヴァンス・アルプス・コートダジュール地方観光局はこのほど、プロヴァンス地方の有名な絵画作品をテーマにしたスマートフォン向けアプリケーション「Provence Gallary」を発表した。これは、セザンヌやゴッホ、モネ、シャガールなどの絵画作品について、作品で描かれた風景の場所を地図で表示し、絵画作品の解説など情報を提供するもの。アプリを使うことで作品の舞台を実際に巡り、観光することが可能だ。来日した同局広報部長のアンヌ=マリー・ベルナール氏は「絵画に描かれた場所は19世紀からあまり変わっていない」と述べ、「実際に訪問し、本物の景色を見て感動していただければ」とアプリの利用を呼びかけた。

 アプリはiPhoneとAndroid携帯に対応しており、仏、伊、英、露、日の5言語で提供する。プロヴァンス地方をテーマにした有名な画家の絵画作品のうち、一般の観光客が訪問可能な場所を描いた50作品について、作品名や、画家名、地名から検索できる。GPS機能を活用することで、現在地から絵画が描かれた場所までの距離が表示でき、GPSアラート機能を使えば、有名な作品のテーマとなった場所に近づくと画面上に案内が表示され、アラームが鳴るという。

 また、アプリでは作品を高画質画像で見ることができ、専門家による作品解釈や画家に関する解説なども音声ガイダンスや説明キャプションで提供する。旅行者は目的地で端末に表示された作品と実際の風景を見比べ、解説とともに楽しむことができるという。さらに、風景の写真を取り、アプリに投稿することも可能だ。同局では1年に1度写真コンテストを実施する予定で、優秀作品に選ばれた1名にはプロヴァンス旅行をプレゼントする。