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JTB、上期に「瀬戸内・山陰」キャンペーン、58.3万人めざす

  • 2012年4月16日

 ジェイティービー(JTB)は4月1日から9月30日までの期間、「日本の旬 瀬戸内・山陰」キャンペーンを展開する。「日本の旬」キャンペーンは、「日本の魅力再発見」をテーマに1998年から展開しているもので、各地の「旬」の魅力を掘り起こして旅行商品などで紹介し、より多くの消費者に現地の魅力を体験してもらい、地域活性化への貢献をめざすもの。

 瀬戸内・山陰キャンペーンでは、サブタイトルを「地恵の回廊」に設定。「地恵」は鳥取、島根、岡山、広島、山口の5県の自然や歴史、文化、食などの観光資源を表し、「回廊」には、海と山で隔てられた5県をつないで巡るクルーズや二次交通などの意味合いを込めたという。

 エースJTBでは、JTB創立100周年の特別企画として、瀬戸内エリアの「にっぽん丸ワンナイトチャータークルーズ」を設定したほか、クルーズ船「銀河」や高速船「はやしお」を貸し切る商品など、瀬戸内の満喫しながら平清盛ゆかりの地周辺を巡る船旅を用意。

 また、「おいでませ!山口イヤー観光交流キャンペーン」が開催される山口県では「萩往還ウォーキング」、7月から「神話博しまね」が開催される山陰エリアでは専用シャトルバスなどの二次交通を活用した「旅の過ごし方」を提案。キャンペーンに合わせて設定した独自の特典やオプションプランも用意している。

 このほか、団体旅行のAユニットJTBでも「地恵のたび」として新コースを複数設定。訪日旅行事業やるるぶトラベルでもキャンペーンに連動した展開をおこなう。こうした取り組みにより、キャンペーン期間中に2010年比10%増の58万3400名の取り扱いをめざす。