エティハド航空、第1四半期に旅客数3割増、今後も路線拡大

  • 2012年4月15日

 エティハド航空(EY)の2012年第1四半期(2012年1月1日~3月31日)の業績で、旅客数が前年比27.4%増の236万人となった。旅客収入は25.4%増の7億6300万米ドル。航空機の数が57機から67機となり座席供給量が拡大したが、搭乗率は3.8ポイント増の76.5%となった。

 EY・CEOのジェームズ・ホーガン氏は、「世界的に景気動向が厳しい局面にあるなか、すべての収益目標と予算を達成できた」とコメント。他社とのコードシェア提携と株式投資による組織的なネットワーク拡大の戦略により、今後も成長を維持できると自信を示している。

 こうした戦略のもと、EYは来年中旬に南米路線を就航する計画であるほか、欧州や中東、アジア、オーストラリアなどへの路線拡大を予定。すでに今年に入ってから上海やナイロビに就航したほか、今後もワシントンDCやバスラ、ラゴス、ベトナムへの新規就航や、デュッセルドルフ、バンコク、カイロ、クウェート、ダンマームへの増便を計画しているという。