今春は"夜桜"も初運航 京都・岡崎十石舟めぐり、団体は4月16日から受付
岡崎桜回廊十石舟めぐり実行委員会は、今年も3月29日から「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」を実施している。京都市左京区の南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムまでの往復3キロを約25分かけ十石舟が運航するもので、2004年から毎年行われている。
今年は新たな取り組みとして、岡崎公園エリアの琵琶湖疏水沿い約1.5キロをライトアップ。夜桜を花灯路で演出する「岡崎疏水・ライトアップ桜回廊」として、4月15日までの18時-21時30分。20時30分まで「十石舟夜桜運航」も行う。
運航初日の3月29日には、実行委員会メンバーや関係者が集まり、ライトアップ点灯式と十石舟夜桜運航試乗会が開かれた。
京都市の星川茂一副市長は「夜桜舟の運航は、桜の名所として知られる岡崎の文化、芸術、観光拠点の創造につながり、岡崎の活性化ビジョンにも大きく寄与するものと期待している」と、急用で出席できなかった門川大作市長のメッセージを代読した。
昨年設立された京都岡崎魅力づくり推進協議会の潮江宏三代表は「今回のライトアップと夜桜舟の運航には我々も共催という形で参画している。より多くの方々に夜桜舟を通して岡崎の魅力が伝われば」と述べた。
十石舟めぐり実行委員会の山本芳孝副委員長(京都府旅行業協同組合理事長=ユニティツアーズ)は「2005年からお手伝いするようになり、08年には2隻の新造船も就航させた。これまで6万人を超えるお客様に乗船していただいたが、夜桜舟の就航でさらなる利用を呼びかけたい」と話した。
十石舟めぐりは5月6日まで。料金は大人1千円、小人500円。運航時間は9時30分-16時30分。夜桜運航は18時-20時30分。いずれも15分ごとに出発するが、雷注意報発令時など気象状況により運休する場合がある。4月16日以降は団体予約も受け付ける。
情報提供:トラベルニュース社