デルタ航空、3月実績で太平洋路線好調、利用率8.3ポイント増
デルタ航空(DL)の2012年3月の運航実績で、需要をあらわす有償旅客マイル(RPM)は国際線全体で4.7%増となった。座席供給量をあらわす有効座席マイル(ASM)は3.8%減としており、この結果、有償旅客による座席利用率を表すロードファクターは6.5ポイント増の80.8%となった。
特に太平洋路線が好調で、ASMを1.3%増に留めたのに対してRPMは12.6%増となり、ロードファクターは8.3ポイント増の82.2%と大きく伸びた。このほか、大西洋路線もASMを10.1%減と大きく削減したがRPMは0.4%減に留まり、ロードファクターは7.9ポイント増の81.4%となっている。
1月からの第1四半期の累計では、国際線でASMを4.3%減としたのに対しRPMは1.3%増となり、ロードファクターは4.3ポイント増の77.4%。太平洋路線はASMが0.5%増、RPMが3.9%増、ロードファクターが2.7ポイント増の81.2%となった。
なお、米国運輸省(DOT)が取りまとめる、到着予定時刻から14分以内に到着した割合を示す定時到着率は7.2ポイント増の85.7%となり、運航の完了・達成率を表すコンプリーションファクターは幹線全体で0.6ポイント増の99.7%となった。