日系2社、2月国際線旅客数は5.4%増、利用率も向上

  • 2012年4月10日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2012年2月の国際線旅客数は、2社合計で前年比5.4%増の109万9313人となった。JLが4.5%増の60万1881人、NHが19.9%増の49万7432人で、両社ともプラス成長。座席供給量(ASK)、旅客輸送量(RPK)も増加し、ロードファクターも5.3ポイント増の75.1%と上昇した。

 方面別の旅客数は、JLは太平洋線で3.5%減、オセアニア線で1.3%減、韓国線で2.5%減となったが、欧州線が18.5%増、グアム線が10.4%増、中国線が20.3%増と好調だ。ASKは太平洋線で2.2%減、韓国線で0.9%減としたのみで全体では0.6%増となったが、ロードファクターは前年比2.6ポイント増の75.2%と需要が供給を上回った。


 NHも同様で、旅客数はヨーロッパ線が27.7%増、アジア・オセアニア線が21.7%増。NHは北米方面も8.7%増となっており、いずれの方面もASKよりRPKの増加率が上回った。