旅工房、20代前半の若手をリーダーに-2年目の新しい発想に期待
旅工房は4月16日付けで、入社2年目の若手社員をセクションのリーダーに登用する。これまでも優秀な社員は勤続年数にかかわらず重職に任命していたが、入社2年目の社員をリーダーとするのは今回が初めて。同社では「若い力で会社を引っ張っていく」という方向性のもと、積極的に新卒採用をし、今年度は42名の新入社員を迎え入れた。旅行業界が変革期にあるなか、規定概念にとらわれず、新しい考え方や価値観を持った若手を登用して実績を上げて、会社のみならず業界全体の盛り上げにつなげたいと考えている。
リーダーに任命するのは、23歳の伊東智之氏と21歳の川島順華氏。顧客への旅行後のアンケートで、若手の中で特に2名の名前が多く上げられ評価が高かったことから、リーダーにふさわしい能力があると判断した。伊東氏は今後、フランスやイタリアなどヨーロッパのメジャーデスティネーションのセクションを担当、川島氏はミクロネシアのグアムをメインとするセクションを担当し、予約から企画など業務全般の方向性を決定し、指示を出していく。
旅工房によると、若手がリーダーとなるセクションは盛り上がり、コミュニケーションが特に円滑で、社内にもいい影響になっているという。若手リーダーにはベテラン社員がフォローし、2011年度は全社実績で30%増で推移していることから、効果があると評価している。