ウインドスタークルーズ、FIT向け販売セミナー開催-小型船の魅力訴え
ウインドスタークルーズ日本代理店のセブンシーズリレーションズは4月6日、都内で販売セミナーを開催した。セミナーでは同社代表取締役の榎本律子氏が登壇し、ウインドスタークルーズの魅力と予約時の注意点などを話した。
榎本氏によると、大型客船が増える昨今、1万5000トン、5000トンクラスのウインドスタークルーズの船は「小型」。しかし、小型だからこそ、大型客船では入港できない魅力的な場所に寄港することができるという。今年から始まったイタリアの島々をめぐるコースではローマのチビタベッキアを出港し、温泉リゾートのイスキア島、世界中のセレブが好んで訪れるというリパーリといったリゾート地を巡る。また、ストロンボリ島では活火山の噴火が見られることから、榎本氏は「とてもユニーク。この先定番になるのでは」と同社ならではの寄港地をアピールした。
現在のところ、ウインドスタークルーズの日本人利用者は全体の1%にも満たず、まだまだ日本における認知度が低い。とはいえ、榎本氏によるとジェイティービー(JTB)など旅行会社3社が日本発のパッケージツアーを造成しており、徐々に露出が増えていることから、FITベースでの問い合わせの増加にも期待したいという。
同社ではFIT向けのキャンペーンも実施中で、前泊または後泊のホテル2泊分とホテル片道送迎がついたパッケージを2名で3598米ドル(諸税別)から提供する。また、榎本氏はスイートルームは空いている可能性が高く予約が取りやすいことから「積極的に案内してみては」とアピールした。
なお、ウインドスタークルーズは改装工事を実施しており、2012年内に全客室の改装が完了し、2013年にはすべての公共スペースの改装を完了する予定だ。