ユーロスター、13年から新車両導入-14年にロンドン/アムステルダム線開設

  • 2012年4月8日

 レイルヨーロッパによると、高速列車「ユーロスター」を運行するユーロスター・インターナショナルは、約7億ポンドを投資し、次世代新型車両(e320)の導入や現在使用中の従来車両の大幅な改装を実施する計画だ。新型車両は、2013年に1セット、2014年に9セットを順次投入していく予定だという。

 新型車両では1便あたりの座席数を現在の750席から900席までに拡大。車内にはWi-Fiによるインターネット接続やビデオ、音楽、ニュースなどのエンターテイメントを提供する。また、最高時速約320kmをめざす。これより、ロンドン/パリ間は従来から15分短縮し約2時間、ロンドン/ブリュッセル間は21分短縮し約1時間30分で運行できるようにある。さらに、2014年にはロンドン/アムステルダム間で直行便の運行を開始する予定だ。新型車両を投入し、同区間を約4時間で結ぶことになるという。

 なお、新型車両の投入が完了後、現在使用中の車両全体の整備、修理に着手し、大幅な改装も実施する計画だ。