観光庁、「信越観光圏」を新たに認定、観光入込数9.9%増めざす
観光庁はこのほど、複数の観光地が連携して2泊3日以上の滞在型観光をめざす「観光圏」として、長野県と新潟県をエリアとする「信越観光圏」を認定した。今回の認定で、全国で49地域が観光圏として認定されたこととなる。観光圏整備計画の期間は2012年度から2018年度で、18年度までに延観光入込数を2008年から2010年度の平均比で9.9%増の3870万人、延宿泊客数を10%増の1155万人日、外国人延宿泊者数を29.9%増の11万3000人日に増加する目標だ。
信越観光圏は長野県の長野市、須坂市、中野市、飯山市、千曲市、山ノ内町、小布施町、信濃町、坂城町、小川村、高山村、飯綱町、野沢温泉村、木島平村と新潟県上越市、妙高市の16市町村で形成。「善光寺発こころの旅路『信越ふるさと回廊』」をテーマに、善光寺を中心に観光地の整備と滞在型観光の振興をはかる。16市町村の行政、長野県、観光協会、商工団体、交通事業者などで構成する「信越観光圏推進協議会」を立ち上げ、宿泊魅力の向上、観光コンテンツの充実、交通移動の利便性向上、観光案内や観光情報の提供事業に取り組んでいく計画だ。