ハーンエアー、日本での取扱店舗数が拡大-販売機会の増加をアピール
BSPジャパンに加入していない航空会社の予約と発券のサービスを提供するハーンエアー(HR)の日本市場での取扱店舗数が拡大している。HRが日本で本格的に営業を開始した2009年に比べ、HR取扱店舗数は78.6%増加。発券クーポン数も25%増と成長している。
HRジャパン取締役会長の安藤光郎氏はHRの特徴について、「これまで日本で発券できなかった航空会社を発券できる」ことだと話し、「顧客から要望があっても発券できないからと諦めていた旅行会社にとって顧客の取り込み、サービス向上につながる」という。現在約250社の航空会社と契約しているが、今年中に20社増える見込みで、旅行会社にとってさらなる販売機会の拡大につながると見ている。
HRはデュッセルドルフ/ルクセンブルク間を運航するドイツの航空会社だが、HR169の発券プレートを持ち、契約する約250社の航空会社の発券プラットフォームとしての役割がメイン。すでに、日本語のウェブサイトも開設しており、希望する航空会社がHR169プレートで発券可能かどうかの確認や、航空会社情報やルートマップなども提供している。
また、予約、発券のサービス以外に、契約している航空会社が倒産した際に、すでに発券していたチケットについて100%リファンドする補償サービスなども用意しているという。インフィニやアマデウス、アクセス、アポロなど11のGDS、CRSで予約、発券が可能だ。
業務渡航を取り扱う旅行会社の利用が多いものの、最近では団体旅行でも利用されており、旅行形態が多様化する中で需要も高まっていると見込んでいる。