JTB法人東京、教育旅行事業いかし弁当サービス-食育要素取り入れ
JTB法人東京は4月1日から、食育要素を取り入れた「生徒参加型食育弁当」サービスの提供を開始する。同社では教育旅行事業のノウハウを生かし、学校の価値向上のため課題解決型提案をしている。今回のサービスは給食制度や学食のない学校で弁当を持参する学生が減少し、売店のパンやおにぎりで昼食をすます生徒が増えている現状に着目。弁当事業を手掛けるオーシャンシステムと連携し、成長期に必要な栄養を盛り込みながら生徒の嗜好を反映させた弁当の開発を通して食育支援の一環とし、さらに弁当自体も提供する。
具体的には、放課後に参加希望生徒と栄養系大学で学ぶ学生やプロのシェフ、連携するオーシャンシステムと献立について話し合う機会を設け、半期で1つの献立を作成。その献立を含む2週間分の献立表を、弁当製造を担当するオーシャンシステムが学校に提示し、申し込みを受け付ける。弁当の基本価格は420円で、1校あたり1日50個から注目が可能。契約期間は1年単位で設定可能だ。また、1食につき20円をNPOのTABLE FOR TWO Internationalを通じ、開発途上国の学校給食のために寄付する。
現在、試験的に都内の私立サービスでサービスを開始。初年度は東京、千葉、神奈川を中心に10校の採用をめざす。次年度以降は全国での取扱に拡大する予定だ。