コンコルドホテル、MICEへの注力継続、大規模改装計画も
コンコルドホテル&リゾートはこのほど、代表取締役社長(CEO)のベルナール・グラニエ氏をはじめパリ本社と旗艦ホテルからの7名のミッション団の来日に合わせ、レセプションを開催した。
2011年、日本市場は震災の影響もあって苦戦したものの、グラニエ氏は「日本が重要市場であることに変わりはない」と挨拶。日本支社長・アジア地区ディレクターの大野惠子氏によると、日本を含むアジア市場のシェアは2010年の14%から11%弱に低下したものの、2012年には15%をめざすという。
BtoBでは、引き続きMICEビジネスへの取り組みに重点を置き、クライアントの要望にフレキシブルに対応したテイラーメイドな商品を造成し、旅行会社に提案していく。
レセプションでは、地中海を見渡す会議・宴会場が完成し、海側の全客室のリノベーションを終えた「パレ・ド・ラ・メディテラネ」や、最上階のバーを改装して全面または一部を貸し切れるようにした「ホテル・コンコルド・ラファイエット・パリ」といったMICE向けの施設を紹介。グラニエ氏によると、今年は11月に「ホテル・ドゥ・クリヨン」で2年程度をかける大規模なリノベーションに着手する計画で、「ホテル・ルテシア」も来年初頭に同様のリノベーションを予定しているという。
なお、大野氏は「旅行会社の皆様には、フランスの直営ホテルだけでなく、チェコのプラハの『ホテル・パリ・プラハ』などグループホテルも活用していただきたい」と呼びかけた。