「カーニバル・ジャパン」設立、クルーズ・バケーション母体に
プリンセス・クルーズ社長のアラン・バクルー氏と同社の日本地区総販売代理店(GSA)を務めるクルーズバケーション社長の木島榮子氏は3月27日、東京都内で記者会見を催し、カーニバル・クルーズ・ラインやプリンセス・クルーズ、キュナード・ラインなどのクルーズ客船会社を保有するカーニバル・コーポレーション&plcの子会社である「カーニバル・ジャパン」を設立することを明らかにした。同社の社長には木島氏が就任する。
「サン・プリンセス」(7万7000総トン、乗客定員2022人)が来年4月から実施する日本発着クルーズ「ジャパン・ホーム・ポート・クルージング」に合わせておこなわれるもので、カーニバルがクルーズ・バケーションの資産を購入し、それを母体にカーニバル・ジャパンを設立する見通し。だが、クルーズ・バケーションを清算するのかどうかについては語られなかった。
カーニバルはすでに子会社としてカーニバルUK、カーニバル・オーストラリアを設立しており、日本が3社目となる。カーニバル・ジャパンが取り扱うのは、クルーズ・バケーションが従来から扱っていたプリンセス・クルーズ、キュナード・ライン、シーボーン・クルーズ・ライン、P&Oクルーズ、P&Oクルーズ・オーストラリアの5社からスタートとなり、コスタ・クルーズ(オーバーシーズ・トラベルおよびクルーズ・プラネットがPSA)やカーニバル・クルーズ・ライン(アンフィトリオン・ジャパンがGSA)などは含まない。