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シアトル・ワシントン州、スポーツを観光に提案-セミナー開催

  • 2012年3月28日

シアトル・ワシントン州観光事務所社長のチャッド・マッケイ氏  シアトル・ワシントン州観光事務所は3月28日、観光ミッション団の来日に合わせ、東京都内で観光セミナーを開催した。冒頭、観光事務所社長のチャッド・マッケイ氏は「日本とシアトルは貿易や経済のみならず、観光でもとても重要な関係にある。その証拠に、シアトルを訪れる観光客は、国籍別では日本が一番多い」と挨拶。今年は、シアトルのランドマークといえるスペース・ニードルの建設50周年を迎えるとともに、グラスアートの第一人者であるデイル・チフーリの作品を常設展示する「チフーリ・ガーデン」もオープンするなど、話題の多い年であることを強調した。

 セミナーではシアトル・ワシントン州観光事務所のマージョリー・デューイ氏が、シアトルとワシントン州の観光素材を説明。ここ10年間で9倍以上に増加したワイナリー巡りや7つある国立公園での観光に加え、シアトル・マリナーズの拠点である野球場「セーフコ・フィールド」で実際に試合をすることや挙式ができること、マラソンや自転車のロードレースの人気が高まっていることなど、スポーツをテーマにした素材の紹介もおこなった。

 また、シアトル港湾局観光部長のジェーン・キルバーン氏が、シアトルへのアクセスについて紹介。同氏によると、シアトル・タコマ国際空港でもっとも発着便数の多い航空会社はデルタ航空(DL)で、路線でいえば成田線だという。DLは成田、関空の両空港からシアトルへデイリーで運航している。DLによると、日本/シアトル間では新シートの導入も進めていく計画で、ボーイングB747型機には今年11月にビジネスクラスへのフラットベッドシートの導入、エコノミーコンフォートシートの導入などが完了する予定だ。

 さらに、キルバーン氏はシアトル港について、年間202隻ものクルーズ客船が寄港するクルーズの拠点で、40万人の乗客が利用していると紹介。シアトルを「ビジネスのみならず観光でも、西海岸およびワシントン州のゲートウェイとして、多いに利用していただきたい」と呼びかけた。