中国国際航空、仙台/北京線の運航再開、7月から週5便に
中国国際航空(CA)は3月25日、仙台/北京線の運航を再開した。CAでは東日本大震災の影響で同路線を運休していたが、上海経由便と大連経由便を合わせて週4便で復便。7月21日から上海経由便を増便し、震災前と同じ週5便のスケジュールとする。使用機材はボーイングB737-800型機で、仙台発初便は満席となったという。
3月25日に仙台空港で開催した記念式典には、宮城県副知事の三浦秀一氏や国土交通省東京航空局仙台空港長の近藤尚樹氏、CA仙台支店長の韓平氏らが出席。韓氏は、「弊社便の再開は、宮城のみならず東北地方全体の観光産業やビジネス渡航を盛り上げ、皆様に幸運を運ぶことができると確信している」と挨拶し、「今後もこれまでと同様、東北地方の復興、発展に向けて努力してまいる所存」と意欲を示した。
なお、仙台空港ターミナルビルによると、仙台発着の国際線は震災によって一時は全便運休となったが、昨夏から順次運航が再開。CAの北京線が週5便に戻ると、影響が残る路線はアシアナ航空(OZ)のソウル線(震災前:週7便、現在:週3便)と中国南方航空(CZ)の長春線(震災前:週2便、現在:運休)のみとなる。